- 2010-12-22 (水) 11:24
- カテゴリ:市川発見隊
12月18日(土)「外環 市民・家族見学会」と言うイベントがあり参加いたしました。
この会は、建設中の外環道路を歩いて見学するもので「外環ウォーク」とサブタイトルが付いています。
200名の定員に約400名の応募があったそうです。当日は40名を5班に分けて見学が行われました。(受かって良かった!!)
集合場所は松戸市中矢切にある外環松戸相談所です。私の組は10:30分集合の組でした。まずは相談所内で今日の趣旨説明や注意事項、また外環道路の大まかな説明などがありました。
ヘルメットをかぶって出発です!市民・家族見学会ですので小学生以上のお子さんも多く参加しておられました。今日は本当に良い天気です。まさにウォーキング日和。
色々と説明を聞きながら20分ほど歩いて「小塚山工事現場」に到着。
このコンクリートのトンネルみたいなのを作って小塚山の下にスライドして入れているそうです。
スライドして入れるのを「フロンテジャッキ+ESA工法」と言うそうで図解すると下図のような感じで、山の右と左から作ったトンネルを押し込んでいくものだそうです。
下の写真は反対側のコンクリートのトンネルを作っているところです。
四方と上部を防音壁で囲まれていて24時間作業を行っている現場だそうで、上部は開閉式になっていて大きな屋根が動きます。
作成中のトンネルに潜入、記念に落書きをさせていただきました。
こんな小さな山を残すのに物凄い工事が行われている事にビックリ!自然に優しい道路を目指しているのでしょうけど、間違いなく税金の無駄使いと個人的には感じました。
小塚山を出て次の現場に移動です。途中穴を発見!のぞくと下にコンクリートが、15m下を道路が通るのだそうです。
工事現場のいたるところに木が植えられている場所があります。この木は小塚山周辺に生えていたもので、現在この場所に移植されています。そして小塚山の工事が終わると、また元のあたりに植えなおされるそうです。ちなみにその木の数、約1500本だそうです!!
最後の見学場所「国分掘割工事現場」に到着。んん?下が暗くて見えません!
この下には大きなトンネルが埋められているのです。階段でトンネルに潜入です。
ちなみにこのトンネルは長さ150mで試験的に作られたトンネルです。
90mは従来の工法で、掘ってからトンネルを作る工法、もう約60mはトンネルを地上で作ってから埋めるケーソン工法で作られたのだそうです。
試験の結果・・・従来通りの掘って作る工法で行くそうです(笑)
見学会に参加して思ったのは、やはり税金の無駄使いでしょうか?個人的には外環道路は賛成で、早く完成して欲しいと思っているのですが、このような大規模な工事が行われている事を知ると、小さな山は崩して良いんじゃないの?なにも建設費がかかる地下構造(正確には半地下)にしなくても良いんじゃないの?と思ってしまいます。
地域の住民に配慮した道路なのでしょうけど、そこにコスト意識も考える余地があると思いました。住民(市民)も賢くならないと国の借金が増えるばかりです。
外環道路の完成予定は平成27年です。早くできて!!